再受験・浪人生向けにぴったりの医学部予備校を選ぶポイント

医学部への進学は、少子高齢化が言われている現在でも未だに高いハードルがあります。三浪ですら珍しくない、高倍率の受験になります。それ故に、通常の大学進学と比べても多浪・再受験の比率が高いということが現実です。
ここでは多浪・再受験に向けて相応しい医学部予備校を選ぶポイントを挙げてみましょう。

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①多浪・再受験は他の受験生とは違う受験対策が必要

医学部進学コースの受験生の特徴として、通常の四年制大学受験とは異なり、現役受験生以外の比率が高いことが挙げられます。

つまり、周囲の理解や自身の希望として、多少浪人してでも医学部進学を目指すことになります。また、上記の事情から一度は医学部進学を諦めた人も再度チャレンジする、社会人からの再挑戦者層も多いのです。年齢的な条件が通常の四年制大学受験生よりは低くなっています。

このようにして医学部進学希望者の層は例年ある程度の高いハードルがキープされる形になっています。しかし、現役からの進学希望者と多浪・再受験者はやや受験対策に違いが出てきます。年齢的な面でも、環境の面でも現役から離れるほど工夫が必要になってきます。

まずは基礎的学力のおさらいとレベルアップが当初は必要となります。そのため時間的余裕も他と比べると少ない傾向にあります。よって効果的に効率良く学習する必要性があります。

その点で医学部進学を専門に対応している予備校は、多浪・再受験者向けのノウハウやカリキュラムを持っています。医学部予備校の中でも、さらに多浪・再受験者向けのプログラムを実施しているところや、多くの多浪・再受験者を合格させてきた学校を選択してはいかがでしょうか。

②学習を支援するサポート体制が充実している医学部予備校を選ぶ

上記で説明した多浪生や再受験生の医学部受験に強い予備校では、やはり学習支援のためのサポート体制が整っていることが多いです。それぞれ独自のノウハウに基づいた学習支援と、豊富な経験が受験生を支えているのです。

例えば自習室が完備しているか、時間外でも受験生の相談に応じられる体制があるか、なども大切なポイントです。多浪生や再受験生の場合、比較的単独での受験活動になりがちです。心身ともにフォローしてくれる体制があることは、とても心強いのではないでしょうか。

また、多浪生や再受験生は基礎的学力の低下がさけられません。そのため当初は基礎学力のおさらいとレベルアップに要する時間と学習内容が必要になります。専門の予備校であれば、その点でのフォローもしっかりしています。

③それぞれに合った授業スタイルを選ぶ

多浪・再受験者に限りませんが、受験者のパーソナルな傾向も、医学部予備校の選定の判断材料になります。個々人で得意科目が違うように、自己管理の能力や、あるいは環境からくる相違がありますが、その点をカバーしうる医学部予備校と授業スタイルを選択しましょう。

授業のスタイルは大きく分けて3パターンあります。「集団大教室制」「少人数制」「個別指導制」となります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、受験生自身の特性と合わせて選択してください。

大手予備校では有名な講師を、大教室で講義させる「集団大教室制」をとっています。優秀な講師による授業は非常に魅力的で、その面での学習効果は高いと思われます。反面、自己管理がなされていなければ、どんなに良い授業を受けたとしても成果に結びつかないかもしれません。

「少人数制」「個別指導制」であれば、多少受験生自身に緩いところがあっても、学校側からしっかりハンドルをにぎられますので、強制的に学習機会が与えられます。周囲の環境に流されず、受験体制をとるには良いスタイルと言えるでしょう。

また、「集団大教室制」と「少人数制」の場合は、常に身近にライバルであり仲間である受験生がいるので、競争心や仲間意識から、良い学習成果が得られる点は大きなメリットと言えます。
このように授業スタイルは個人的な環境やパーソナルな傾向も含めて検討してください。

④学習内容だけではない!授業料負担の予算を見て選ぶ

最後に授業料の予算も見逃せません。
実は同じ医学部予備校と言っても学校ごとに、その学費や年間予算が大きく異なります。例えば上記で説明した授業スタイルによってもコストがかなり変わってきます。当然ですが集団での授業と比べると個人・少数制は学費が高くなります。

大手予備校の医学部進学コースと比べると、さらに医学部専門予備校の学費や年間費用はアップされている傾向です。

学費は受験生だけで決められる事項ではありませんので、良く家族と相談することが大切です。しかし、安易に学費だけで学校を決めてしまうと、目的である医学部進学そのものがおざなりになってしまうこともあります。

受験はその環境や本人の意識、そしてヤル気が大きく結果を左右します。何を優先するべきかよく検討することが大切です。仮に金額だけの問題であれば特待生試験など、金額面でのフォローもありますので、学校と相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

医学部進学とは最終的に医師として将来活躍することが前提になっています。無事、最終目標の医師になれば社会的地位や収入面での保証も得られることになります。リターンも高い反面、リスクも高い点は否めません。
それだけに専門予備校や医学部進学コースの選択は慎重に検討することが重要です。

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