信頼できる医学部予備校を見極めるには

大学医学部に入学するためには、信頼できる医学部予備校を選ぶことが必要です。しかし意外と信頼できる予備校を探すのは至難ではないでしょうか。ここではお子様のための医学部予備校をいかに探すことが出来るか、ポイントを絞って紹介いたします。

画像

①合格率だけを見ない

医大予備校に限らず予備校の資料には、必ず「合格率」や実績が記載されています。合格率の高いところはやはり実績としては高い評価を得られています。しかし、意外と合格率を鵜呑みしてはいけないとも言われています。勿論、合格率そのものが不正確であるわけではありません。

合格率そのものは正確な数字であっても、算出の仕方によっては見え方が変わってくるのです。実は合格率を算出する根拠の基準が各校で違うのです。ある予備校では、在籍生や講習生のみを対象にし、別な校では現役生のみで講習生は含まない、などバラバラです。

医学部予備校の場合はさらに少人数制をとっていることもあり、母数の影響を大きく受けます。実績基準を明瞭にしているかどうかでも変わってきます。在籍数からの合格率であればまず信頼できます。

さらに言うと一次合格と二次合格の扱いも実績としてどう公表しているかもポイントになります。補欠者を含めることや、一次と二次を合計しているなど、そもそも実績の母数に不明瞭な点がないか確認してみましょう。

また、実績の基準が明確に発表されている医学部予備校であれば、正確な合格率を提出することができます。すなわち、予備校としての姿勢が正しく、生徒へのサポートも手厚いとも言えます。

②学費の説明が明瞭な学校を選ぶ

医学部への受験ともなると、将来的には多額の教育費がかかります。そして受験前でも医学部予備校ともなると通常の予備校よりも学費が高めになっています。

もちろん、学費が高い分は授業内容や手厚いフォローなどで還元されます。また、医学部予備校という特殊な分野のため、学習環境が整備されていなければなりません。それらのコストを考えると納得できる面も多いかと思います。

しかし、中には高額な学費の内訳や内容について説明が不十分な場合があります。やはり明瞭な説明が、しっかりとなされている学校を選ぶことが大切です。例えば年間授業料の他に特別講習、合宿講座などが追加されるケースがあります。

これでは結果的に入学前の説明と相違することになります。高額な医学部コースなだけに納得のいかない出費は抑えたいところです。すべての学校がそういう訳ではありませんが、入学前にしっかり学費と別途の費用がかかるか確認した方が良いでしょう。

また学費の内容によって、学校の方針が理解できる点も重要です。学習環境に重点をおいている学校、講師陣の充実に力点をおいている学校など、それぞれ学校によって特色があります。その学校の得意な分野を知ることは、受験生にとっても何が必要な部分なのかを考える指針ともなります。

医学部コースであっても、学費は安い方が良いのですが、合格という目的のためには単に学費の高低にこだわるべきではありません。明瞭な学費と受験対策が、しっかりとした方針に合わせて構築されている学校を選ぶことが大切です。

③運営がしっかりしている学校を選ぶ

予備校としての実績はいかに合格者を多く輩出するかにかかっています。また、コンスタントに結果を出している学校は信頼が高いと言えます。

長年に渡って実績を残すことができる学校は、その運営方針や受験方針がしっかりしているのではないでしょうか。逆に言うと運営方針や受験方針が明確であるからこそ結果が出せているのです。

医学部コースでは費用が高額ですが、生徒の学力向上のための環境づくりが明確な学校は、見かけの費用と比べてコストパフォーマンスが高いケースが多いです。

運営面で不安のある学校では、逆に通常学費の他にも費用負担がかかる場合があります。運営面での不安定さがあれば、学習効果に関わりなく不要な講座などが設定される、などということもあります。

そういう点では学校運営がしっかりしているかは、大変重要な検討材料であると言えます。

まとめ

以上、信頼できる医学部予備校の見極め方についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。この他にも良い学校の見極め方はあるでしょう。それは受験生のタイプや方向なども学校選びに大きなポイントとなります。受験生の環境や条件も合わせて、ベストな学校を選択してください。

TOPへ戻る